霊樹山玉雲寺

寺名

　霊樹山　玉雲寺（れいじゅざん　ぎょくうんじ）

所在地

京都府船井郡京丹波町市森滝見９

ご本尊

　釈迦牟尼仏（しゃかむにぶつ）

曹洞宗の寺院。
応永二年（1395）太容梵清和尚が当地に来て一宇を建て、人々を教化したのが始まり。市森城主須知出羽守慶吉は深く梵清和尚に帰依して、応永二十三年（1416）に寺谷に堂宇を建立し、和尚を招いて開山としました。以来寺は大いに栄えましたが、天正七年（1579）に明智光秀が市森城を攻略した時に、寺は兵火に遭い全焼しました。現在の堂宇は、光秀が開祖の遺徳を偲んで翌年の天正八年に境内を西南の地に移して再建したものです。本堂と庫裏は天正年間の数少ない建物で、開山堂、山門は江戸時代中期の建造物です。寺には正法眼蔵梵清本、亀山藩主文書が残っています。