皇大神社

神社名

　皇大神社（こうたいじんじゃ）

所在地

京都府福知山市大江町内宮宮山２１７　　☎0773-56-1011

御祭神

　天照皇大神（あまてらすすめおおかみ）　

崇神天皇の御代に当地に遷座（２千年以上昔）と伝わる古社で、当時の大江山周辺は大原生林に覆われ、当地も人跡未踏の秘境であったと思われます。神社の案内によると、庶民の参拝が始まったのは鎌倉時代以降で、江戸時代には参勤交代の通路となったため、宮津藩主の尊崇を受け急速に崇敬の輪が広がったとありました。明治期までの年間参拝者数は約８万人という記録があり、麓には宿屋（１０軒）や茶店、土産物屋などが軒を並べていたそうです。それが大正から昭和３０年頃にかけて参拝者が激減し、衰退した時期もあったようですが、昭和４０年代後半ごろから再び元伊勢参りが盛んになって、往時を凌ぐ状況にまで回復しているそうです。旧社格は府社。
本殿は神明造、屋根は茅葺きで、正面鳥居は皮のついたスギでつくる古式なもので、「黒木の鳥居」と呼ばれています。境内には脇宮が２社あり、向かって右側は左殿の天手力雄（あめのたぢからお）神社で、向かって左側は右殿の栲機千々姫（たくはたちぢひめ）神社が祀られています。そして境内には本殿を中心に８０の小宮が前後左右に並んでいます。
表参道は約３００ｍの登りで、２２０段の自然石の石段が続いていますが、勾配は緩く歩きやすい参道です。その参道の終わりあたりに麻呂子杉が１本聳えます。このスギは聖徳太子の御弟麻呂子親王の御手植スギで、英呉（あご）、軽足、土熊という３人の賊を討つため祈願した御印で、元は３本あったのが落雷等で２本は枯死してしまったのだそうです。
また表参道を登りきった所に、まず御門神社があります。奇岩窓（くしいわまど）神、豊岩窓（とよいわまど）神を祀るこの神社の社殿は天地根元造、竹の御柱という古式造で、元伊勢の厄神さんと呼ばれているようです。
なお、境内にある岩長姫命神社と天龍八岐龍神社は皇大神社とは別のようでした。

由緒
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文化財

リンク

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備考

　

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皇大神社のギャラリー

参道口(2014年7月)

鳥居(2014年7月)

参道　　鳥居(2014年7月)

参道の先に聳える麻呂子杉(2014年7月)

手水舎(2014年7月)

御門（みかど）神社(2014年7月)

正面の黒木の鳥居(2014年7月)

境内　本殿前の左右に脇宮(2014年7月)

本殿(2014年7月)

脇宮・天手力雄神社(2014年7月)

脇宮・栲機千々姫神社(2014年7月)

熊野神社(2014年7月)

三女神社(2014年7月)

本殿前左側の末社群(2014年7月)

本殿前（本殿に向かって）左側の末社群････手前から齋宮神社、曲玉神社・三日月神社・松尾神社・籠守神社・玉依姫神社・浦嶋神社・出雲神社・三上神社・少童神社・鹿児島神社・與止日女神社（計１２社）

本殿前左側の末社群(2014年7月)

本殿前右側の末社群(2014年7月)

本殿前（本殿に向かって）左側の末社群････（手前は與止日女神社）以下順に、八坂神社・玉祖神社・大山祇神社・厳島神社（計４社）
本殿前（本殿に向かって）右側の末社群････手前から梅宮神社・浅間神社・大年神社・加茂神社・倭文神社・砥鹿神社・住吉神社・二荒山神社・出石神社・高瀬神社・春日神社（計１１社）・

本殿横右側の末社群(2014年7月)

本殿背後の末社群(2014年7月)

本殿横（本殿に向かって）右側の末社群････手前から順に、洲崎神社・愛宕神社・敢國神社・寒川神社・氷川神社・高良神神社・宇倍神社・水無神社・玉前神社・新良神社・枚岡神社・杵築神社・吉備津神社・白山神社・箱崎神社・気多神社・南宮神社・香取神社・伊射波神社・倉稲魂神社（計２０社）
本殿背後の末社群････右側から若狭彦神社・大鳥神社・風之宮神社・伊雑神社（計４社）

本殿背後の末社群(2014年7月)

本殿背後の末社群････手前から順に、月読神社・荒祭神社・伊佐奈伎神社・伊佐奈美神社・瀧原神社・日前神社・天御柱神社・国御柱神社・大原神社・石上神社・貴船神社・宇佐神社・物部神社（計１３社）
本殿背後の末社群････手前から與玉神社・気比神社・大神神社・鏡作神社（計４社）

本殿横左側の末社群(2014年7月)

ヘソ塚と和泉式部の歌塚(2014年7月)

本殿横（本殿に向かって）左側の末社群････手前から日吉神社・都佐神社・大國魂神社・廣瀬神社・龍田神社・中山神社・由良姫神社・鹿島神社・三島神社・田村神社（計１０社）

さざれ石(2014年7月)

日室岳と遥拝所(2014年7月)

ピラミッドのような姿の日室岳は原生林そのままで、神霊降臨の山として禁足地となっています。遥拝所は「一願さん」と呼ばれ、一願成就の信仰で崇敬を集めています。