宇津木寺

寺名

　仏生山　宇津木寺（ぶっしょうざん　うつぎでら）

所在地

京都府船井郡京丹波町富田垣内２１

ご本尊

　薬師如来（やくしにょらい）

曹洞宗の寺院。
ここより少し離れた宇津木谷に居城を持っていた宇津木氏の祖、久下重光が天台宗の高僧を請して嘉禎年間（1235～1237）に創建したと伝わります。天文の頃（1532～1555）玉雲寺３９世利山正貞和尚を拝請開山とし、曹洞宗に改宗しました。その後兵火に遭い全焼し現在地に移されました。昭和４１年に隣寺の含宝寺を合併し、同４８年に山門、鐘楼堂を建立。その翌年には庫裏を造築し、同５０年に位牌堂を建立して伽藍を完備しました。圓通山含宝寺は観音堂のみが残り、旧船井郡三十三か所観音霊場の第七番目札所です。寺の背後の山の頂にはかつて富田城があり、現在は愛宕神社が祀られています。その参道の途中に寺の守護神である金毘羅宮が祀られています。また神社境内にも稲荷社ほか小社がいくつか配置されていました。